型抜きのお顔が大量に作られる今、昔ながらのお雛様はいかがでしょうか。 正倉院の宝物にも使われ、江戸期より雛人形の顔の制作に使われている特殊な技法です。貝殻粉を塗り重ねること78行程、昔ながらの技法です。 気の遠くなるような、手作業を経て生まれた桐塑・胡粉技法、ひとつとして同じ表情はなく、まさに世界でただひとつ! きめ細やかな輝く様な白さと柔らかな曲線を持ち角度によって大変優しく穏やかに見えたり、ほほえんで見えたりと豊かな情感を与えます。 そしておすべらかしは、美しい光沢のある、群馬の絹糸で結い上げました。職人の技をご覧ください。 伝統技法はひとたび衰退すると再生は困難です、この危機感から古式技法にこだわっています。 ■胡粉技法…正倉院御物にも使われている技法
桐の鋸屑(おがくず)と正麩糊(しょうふのり)で頭を作った物にガラスの目を入れる。
膠に牡蠣の貝殻の粉(胡粉:ごふん)を入れ、塗る。
硬めに溶いた胡粉(ごふん)で、瞼や鼻を作り、表情をつける。
表面張力の力を利用して、顔の全てに柔らかなふくらみをあたえる。
小鼻や目を開眼させる。
水拭き(研磨)をして、蛤(はまぐり)の貝殻の粉を使用し、全ての表面に5回上塗りする。
まつげなどに化粧を施す。